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「妾(わたくし)はロボツトなのでございます。」  【テヅカごと】


毒蛇(コブラ)姫@幽霊男

テヅカで好きなヒロインを挙げよと問われれば、小鹿ちゃんとか千里ちゃんとか出てくるんですが
異 形 の ヒロインはと問われるならば、彼女をおいて挙げる名は無いのです。
テヅカ異形少女の、原型にして完成形だ。毒蛇姫。
16歳の少年が生み出したこのロボットに、私は一生痺れ続けるんだと思う。

ちなみに、テヅカで好きな スタシス女優 はと問われれば、ミッチイ最愛最強・笑

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うかうかしている間に、いつの間にか10月です。うかうかしすぎた!
あっれー おかしいなー?
9月中に、陽だまりの樹ゲーム(もどき)を完成させて
「アリと巨人」マンガを1本あげて、
丸井のGifアニメも完成させる予定だったんだけどなー?なー?

…なーなー云っても、失われた時は戻ってきませんね。

↓で書いてた”手塚カラー雑感”をまとめようとしてたらうっかり
「テヅカ・イズ・デッド」にまで手を広げちゃって収拾がつかなくなったとか、
某さんのSSに捧げる絵を描いてたらうっかり、近年にない超本気モードになっちゃったとか、
某さんから頂いたバトン回答をうふふと考えてたらうっかり、朝まで考えててしまったとか、
その回答を上げられる場所を公開できる状態にするべくCGIを
弄んでたらうっかり、ドツボにはまってたとか、

…まぁそんな感じで、元気にうかうかとヲタヲタしてました。

どうでもいいですけど、「うかうか」も「うきうき」も
漢字にすると同じなんですね。「浮浮」。
あまり、慰めにもならない。



「雪風」新作掲載っということでSFマガジンを求めて
本屋へダッシュしてきますた。ひゃっほーい!

んで、お目当ての「雪風」最新作もそうなんですが
読んでてびっくらしたのが、↓の発売広告

メトロポリス 

 フリッツ・ラングの「メトロポリス」が遂にDVDで発売ですってさ!
 ひゃっほーーい!グッジョブ、紀伊国屋ーー!
 (こう、マリアの美しさを喧伝するべく画像を貼れちゃう、
  ブログの機能って便利だなあ。文明の利器!)

 プレボ2ndのDVDも今月までなので、来月買うぞリストにこれをさっそく追加。



ちょうど「日本ロボット創世記」を再読中だったので、
とてもタイムリーな広告だったのでした。



「日本ロボット創世紀 1920~1938」(井上晴樹・著/NTT出版)。
今までに読んだ中で、一番好きな本はと問われるならば、これをおいて挙げる名は無いのです。
作者、内容、文体、挿絵、などなど単体で云うならば、好きなものは他にいくらでもありますが、
「本」という総合的な媒体で云ったら、この本ほど魅了された本は無い。

表題どおり、1920~1938年の日本で
チャペックの「R・U・R」から生まれた”ロボット”という概念が
いかにして、派生し増殖し肥大化して大衆文化の中に受容されていったかを
これでもかーこれでもかーというほど丹念に綿密に検証している本なんです が、
祖父江さんの装丁と本文デザインが最高です。レトロ感の中に仕掛けられた冷徹な計算。たまらん。
そして、中身の濃さはもとより、なによりも
文章がすごーく、上品で好きなのです。文中に引用されてる、戦前文体とのマッチ。たまらん。

というわけで、↑の映画「メトロポリス」公開・昭和4年の項から、ちょっと引用。

封切の前日、四月二日の新聞紙上には、全五段の大広告が打たれた。
当時としては斬新この上ないもので、この広告をみただけで人々は
心躍る気分になったことであろう。
「百年後の世界!あらゆる科學文明の爛熟下にある人類のひかりかがやくエル・ドラドオ!
映畫藝術の二十一世紀的存在たる本篇は、つひに今春に並ぶものなき巨篇大作也」と謳い、
同時に「宣言!」として、「榮ある全日本縦斷封切の壯擧に就かん」と述べ、
大衆は「熱狂的の歡呼裡にその封切りの日を待たれつつ」あるとし、さらにこれほどまでに
封切前から大衆の支持を得た作品は、これまでの名作や巨篇のどれにもなかった旨を記している。
「吁!期待せよ四月三日!我等が『メトロポリス』封切の日を!」。

伝わってくるではないか、期待に胸ふくらむその熱気、熱狂が。

うわー、もう、いいなあ!イイナア!
打つだけで燃えてくる!
文化史上の事実を、淡々と記述していく静かさの中に、こう、
ひしひしとびりびりとくる熱があって、いつの間にか眼に浮かんでくる、泪。


だけど、この本で一番泣けてくるのはやっぱり
昭和3年の項なんです よ、ね…

”ロボット”という概念がまだ、生まれたばかりでよちよち歩きだったころに、
”ロボット”という概念がまだ、「機械」の領域を出ていなかったころに、
「人造人間は科學と藝術の交流によつて成り出でねばならない」という
信念をもって創られた、「學天則」というロボットが日本に在ったのだ、という、
その事実だけでも泣けてくるっていうのに、
そのロボットが京都で公開されていたまさにその日、十一月三日に、
同じ関西の大阪で、手塚治虫少年が生まれていたという、もう一つの事実。
ああ、背中がぞやめくよ!歴史の歯車のすごさに戦慄するよ!


戦後に才能を華ひらかせる手塚てんてーが、思春期に享受した戦前文化の豊かさについては
「誕生!『手塚治虫』」という好著がありますが、
「日本ロボット創世紀」を読んでいると、治虫少年が浴びた”ロボット”文化の
深さについて、よけいに想いを馳せずにはいられません。

しかし、この本やこの本を読んでいると、
 ”ロボットの自殺”
というのは、初期からわりとフツーにあったネタなんだなぁと思うんですが、
「幽霊男」のプポ氏の場合は
「ヒガナイチニチ ハタラカサレ コキツカハレテ」
「サビシク コハレテユクノヲ マツテヰル」のが嫌で
「イッソ ダレカ イッペンデ コハシテクレナイカ」
「ソレガ ワレワレニトツテ コノウヘナイ ヨロコビデス」
とまで叫ぶ自殺願望ロボットで、
”我らに自由を しからずんば死を”的な自我をもってしまっている辺りが、
他のロボットとはやはり、ちょっと違う気がするし、
そしてこのロボットを 16 歳 の 少年が描いてたという事実に私はまた、
想いを馳せずにはいられないのです。ちーん。


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「旋風Z」のZは、ロックではないに一票でーす(私信)

や、でも、講談社全集の表紙はたしかにロックっぽいですが…
いやいや手塚先生の絵にとゆっか講談社全集の表紙にそれは、云ってはいけないツッコミだ!

ロックか否かを見分けてる、からくり的ポイントは、
・眼がのの字である
・前髪のツヤ(ポマード使用)←公式設定
・くの字型で縦長の鼻
の3つでして、これを基にZを見てみると、
まず眼は、眼の外側の線と黒目の部分がはなれていることが多く、
外側の線がまるく閉じられていることも多々あり、のの字が崩壊しているので、却下。
前髪のツヤは、あったりなかったりで、ポマードは使ってないと思われるので、却下。
そしてお鼻は、縦長のくの字よりも横長のつの字で、眼間の鼻梁線もないので、却下。

以上の理由により、Zはロックではないとからくりは提言しまっす(笑)。議長どのー!


ところで、「旋風Z」の続編「ハリケーンZ」では
晴れて陽の下を歩ける身になったZ少年が、こんどは少年探偵として大活躍!なんですが、
この時の衣装でもしも、縞ネクタイを身につけてたら「Z=ロック説」に
弾みがついていたんでしょか…
実際に身につけてるのは、○をしきつめた模様のスカーフです。
これってもしかして、ロックの縞ネクタイと別の個性アイテムとして
手塚先生が持たせたのかなーと、思ったんですが、
「ハリケーンZ」終了の翌年に始まる「スリル博士」で、
ロックなのか別の子役なのか、公式でも判然としない主人公・ケン太くん
(個人的にはケン太=ロック派です)
のネクタイも、よく観たら同じ模様でした。

うーん、ちょっぴり謎の深まるアイテムだわ。
少年の縞ネクタイに飽きた先生が、新しい模様を模索でもされてたのかしら。


「旋風Z」は、空想科學少年!な爽快感と、その少年がお尋ね者!という切なさとの
バランスが絶妙で、とても好きな作品なんですが、
やっぱり、ジェットの魅力が一番だなぁ。私もジェットさん大好きです*(超私信)

テヅカで、ここまで”ロボット”に徹し、最後までそれ以上の存在にはならないロボット
というのも珍しいんじゃないかと思われ。
微妙だけど揺ぎ無い、その立ち位置がとてもイイ。
毒蛇姫とは対極の、しかしある意味同位体な、ストイックで無機質な美しさだと思います。

テヅカ異形ヒロイン、万歳(結論)
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▼ 光翠 --- 2006/10/09
お久しぶりです。
手塚異形ヒロインと聞けば食いつかずには
いられない光翠です。(ストーカーか)
やはりからくりさんの描かれるコブラ姫には
息を呑むほどに美と残酷さとエロティシズムを感じます。
さりげにプポさんの頭が覗いているのも
雰囲気が漂っていて素敵です。
「幽霊男」、治虫作品の中でも最も手に入れたい
五本指に入るのですがもう少し早く生まれていればと思ってしまいます…。

フリッツ・ラング版「メトロポリス」も
ちょっと気になっていたので一度
レンタルであれば観てみたいですね。
こうして考えてみると今まで手塚作品に逢うまで
〝ロボット〟というジャンルが
こんなにエロティックで魅力的だとは
思いませんでした。

あと「ぼくのそんごくう オールカラー版」ですが
経済的な問題でまだ購入できてません…。
秘蔵カラー作品集もなので歯痒い気持ちです。

では私も、からくりさんの横で 万 歳。


▼ からくり@管理人 --- 2006/10/14
わーい、光翠さん!こんばんわ。お久しぶりです。
お返事が遅くなってしまいまして、スイマセンでした。
久々に、たまってた異形少女モエ語り(からくりの異形少女ゲージは常に満タンです)を放出したので
それに光翠さんに反応していただけて、とても嬉しいです。えへへ*

本来は無機質なはずのロボットが、こうもエロスな存在なのは
ほんとうに一体何なんでしょうね… おさむマジック!
「ロボット」というただそれだけの単語で、どうしようもない愛おしさを
感じてしまう自分に、つくづく骨の髄までしみこんだテヅカの血の業の深さを感じます・笑
フリッツ・ラング版「メトロポリス」は、再編集版が日本で公開されたときのパンフレットで
手塚先生が文を寄せられていて、その縁で知った映画でした。ああここでもやはりテヅカ繋がり…
今回のDVDは特典映像も良さげですし、あの映画をデジタルで吾が部屋に!と思うだけでとても愉しみですv
有名(?)な、マリアの人工皮膚が火に焼かれて、金属の肌があらわれるシーンは、
観たらきっと「黒テヅカ!」て叫んじゃうんだろうなぁ・・・(いや、年代はこっちが先って判ってても・笑)

ああ~、光翠さん、まだ「幽霊男」入手できてないんですか…残念。しょぼん。
かくいう私も、これが始めて公開されたときはまだまだ金のない子供で、
その展覧会にいくだけで精一杯だったので、あとで必死に古本市で探して買いました・苦笑。
「ぼくのそんごくう」や「秘蔵カラー作品集」も、たしかに
なかなか、さっと気軽に買えるお値段ではないんですよね。私も必死でテヅカ積み立てして買ってます…
でも、ここ何年かで、こうした復刻モノの値段も確実に下がってきてますので、
ファンの裾野が広がって需要も増えて値段もさらに下がる…という良循環にならないかな~と期待してます。
上述の作品たちを、光翠さんが実際に見られる日を祈ってますね!+

手塚異形少女という狭い萌え話に、いつものってきてくださり、本当にありがとうございます!
ではではー。



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■からくり
 直球勝負が大好きです。
 でも変化球も好物です。  
 
 ▼--連絡用-- 



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