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トンネルを抜けたらそこは、愛宕山  【tiりとte】
底抜けに……

底抜けに、お帰り~ィっっ!!!


えー まさかまさか
前半のキーアイテムだった愛宕山のテープが、
前半の最大のヤマ場だった師匠復活高座が、
こんな所にまで繋がってくるだなんて。
すごいよ、愛宕山。すごいよ、伏線回収の上重ね。

あのぶかぶかの黒コートは、黒羽織の替わりだったんですね。
それをスッと脱ぐ仕草の美しいこと~。
黒をふわっと脱いで現れた白 という色の鮮やかな変化が
三男の心情そのものので、画面演出の見事さに底抜けにシビれましたがな。
わかさちゃんが置いてった扇子を手に取って、
お箸を表す、柄杓で掬う、その所作ひとつひとつの美しいこと~~。


お父ちゃんが箸職人になることを決意し、
おじいちゃんが喜びのあまりテープを頂戴したいとお願いし、
そして師匠が「子供が後を継ぎたいと云ってくれる」事への
喜びと祝福を口にした、昭和43年のあの日、
同じ場所に幼いひとしも…
その10年後にお父さんに弟子入りを志願して
両親を喜ばせたひとしも一緒に、来ていたんですね。
なんて、心憎い塗り重ね方なんだ~っ。泣くわっ。
(立ち切れ線香週の回想シーンの、駆け出す父ちゃんに、
 A子父和解週の回想シーンで、その続きのひでおみさんが繋がったりとか、
 おじいちゃん臨終シーンで、実はこじろおじちゃんが
 どう思ってたのかが、あとから師匠の病床で明らかになったりとか、
 後から今までのシーンに新たな解釈が重ねられる
 多重構造の巧さが、この話の”それぞれが人生の主人公”観そのものだなぁ。)

次男との才能の差にコンプレックス抱えてたけど、
こんなちっちゃい頃から、三男の傍にはいつでも落語があって
師匠の落語が子守歌代わりで、才能と別次元で血となり肉となってて、
それは一門の誰も決して持てない、羨んでも持てない
三男だけのモノ、”ふるさと”なのですよね...
この辺はまた、中の人自身とも重なるのかも。
あの回想シーンだけで、どれだけ師匠としほさんに
三男が愛されてたかが、分かる気がしました。昨日の4草の言葉とリンクで、更に感慨ドン。
自分を形作ってた(次男と違って当たり前すぎたから気付かなかった)モノに気づき、
父―師匠の声に導かれるようにして向かい、
父―師匠と重なる姿で座った高座で、
一皮むけた陽気さ爆発の噺が、すばらしいよ~~~!開花!華!百花繚乱!
わかさちゃん目線のスローモーションでお囃子が鳴り、
師匠復活の絵と動きが重なるあの画面には、マジで鳥肌たちました。
まったく朝から何度、仕事に支障をきたすほど震えさせればっ。このドラマは…っ。

あの場を収められたのは、やはり三男の落語だからこそ なんでしょうね。
寝床寄席や天狗座にいらっしゃる、「落語を聴くぞー」の姿勢な
お行儀のお客さんたちとは、訳が違うもの。
わかさちゃんがパニくるのも分かるし、他の兄弟子でもダメな気がする。
そこはやはり、タレント活動が長くて、ラジオ生番組レギュラーの経験もあって
一門がバラバラの時期も実は、たった一人で落語門外漢相手に一門の名前を支えてた
三男だからこそ!出来た技なんだろなぁ。
よく通る声と「底抜けに~ぃ!」で、素人&子供相手に掴みはオッケー。
ウソ山君の評してた「出てくるだけで高座が明るくなって」が
よく分かる、よく分かるよぉ~ウソ山君!あんたエライわ!!

落語通さん向けのお噺は二男の得意とするところーとあらば、
三男にできるのは、その落語の山に登り始める前の人たちに、
そこに至る道へのハードルをぐぐっと下げてあげることなのかしら。
三男が底抜け~に愉しく導いてくれるならば、その道中の陽気なこと~ぉ。
そしてまたそれは、落語が幼い時から体に刻みこまれてる、
それが美しい所作のひとつひとつに滲み出ている
三男がやるからこそ、意味がある事なのかもしれないのです。
え、なんか三男の道の先に光が見えてきたですよ。おぉぉ目からよだれが。
これこそまさに、人生に「塗り重ねたモノだけが出てくる」ってやつじゃないかっ。

鴻池の犬に重なったのは、次男と三男の失踪でしたが、
次男が失踪したときに、そーそーの名前の象徴だったスーツを置いてって、
実父の座布団だけ抱えて本名のはじめ君に戻ったうえで、
もう一度、落語と居場所と名前を取り戻したように、
三男もまた一度は、小そー若の名前を置いていって、
本名のひとしに戻ったからこそ、再び落語と居場所と名前を取り戻せた。
その復活の姿が、かつて同じく父が復活したときの姿…
父にもらった 名前 の話で泣いてしまった息子を見た為に
高座に戻った父の姿と、重なるってのが、またもー泣ける!どこまで重ねるんですか!

(…あ、となると三男にとって、次男のスーツに相当する
 「置いてったもの」ってあの赤白市松模様のお布団…?
 え、小そー若の名の象徴はあの赤白市松模様…??
 …そーか、それでニュー小そー若の色は真っ白なのですね。なんて)


この高座を、他の兄弟やキク江さんにも見てもらいたかったなぁ。
だけど、父子の復活が塗り重ねられる場だから、ココは
仁のすけさんとひとし(&二人を繋ぐ”落語そのもの”のわかさちゃん)
だけ が、やはり相応だったんでしょね。
「人生のど真ん中」をドーンと見据えて話す三男の脇に、
あのカセットデッキがちょこんと鎮座している、
時を超えた父子共演 とも云えるワンカットの切り取りかたの美しいこと~。
陽気な地獄へ行った師匠の
「ぜーんぶ、俺の仕込みや。どや?面白かったやろ」
という悪戯っぽい笑みが、カセットテープを通して浮かんできました。
週半ば頃の、吉田夫妻の写真に向かって手を合わせるキク江さんの
「ひとしを守ってやってや」とでも云いたげに祈る表情への
答えがコレだったのかも。

だけど、その復活までの道中が、すっと一本筋のきれいなお話ではなく
あれだけグダグダドタバタの大騒ぎの末だった てのがまた、
このドラマなんですね、まったくもー。何度泣きながら笑うと云う経験をしたか。
と云うか、あそこまでヒロインを当て馬の踏み台にしていいのか!いいのだ!
久々に、オロオロB子なわかさちゃんが見られて和みました。あーやっぱかわゆい。

さー、次は早く大阪に戻って、底抜け~に陽気な再会を
兄弟たちやその他の面々と、やかましぅしてちょうだい、三男。
「その道中の陽気なこと~」と、お父さんの声に見守られながらねー。



△クリックで拡大

父の噺に導かれ
母のお囃子に送られて
その道中の陽気なこと



あのお囃子は、師匠が愛宕山をかけた時の、
しほさんが奏でてたもの かもしれないと思うと余計に…ウッ。
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■からくり
 直球勝負が大好きです。
 でも変化球も好物です。  
 
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